ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バクテリオシン」の意味・わかりやすい解説 バクテリオシンbacteriocin 細菌が菌体外へと生産する微量作用物質で,同種の他系統の細菌や近縁の他種細菌に作用して溶菌させる。蛋白質性の物質で,糖脂質も含有することがある。大腸菌からのものをコリシン,緑膿菌のものをピオシンという。相手菌に対する溶菌作用は強力で,菌体1個あたり1分子ないし数分子が結合すると溶菌させるという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by