化学辞典 第2版 「バシトラシンA」の解説
バシトラシンA
バシトラシンエー
bacitracin A
C66H103N17O16S(1422.71).Bacillus subtilis var Tracyなどの生産する環状ペプチド系抗生物質の主成分.白色または淡灰色の粉末.+5°(0.02 mol L-1 塩酸).λmax 252 nm(水).水,エタノールに可溶.細菌の細胞壁合成系に作用する.グラム陽性菌およびナイセリアの発育を阻止する.感染性口内炎治療薬に用いられる.LD50 190 mg/kg(ラット,静注).[CAS 1405-87-4]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報