バラ十字団(読み)バラじゅうじだん(その他表記)Society of Rosicrucians

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バラ十字団」の意味・わかりやすい解説

バラ十字団
バラじゅうじだん
Society of Rosicrucians

近代の西欧各地につくられた秘密結社。性格はさまざまに異なっているが,団員にのみ授けられる秘密の知恵をもち,バラ十字架を組合せたシンボルは共通している。文献上で初めて言及されるのは『友愛の記録』 Fama fraternitatis (1614) である。この書物は創立者 C.ローゼンクロイツ (1378~1484) がアラビアエジプトなどに旅して秘密の知恵を得て帰り,ドイツに会をつくり,それがやがて各国に広まるまでを物語っている。彼をパラケルススと同一視する意見もあるが,一般には架空の人物とされる。フリーメーソンと多くの共通点がある。

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