デジタル大辞泉 「バリューアットリスク」の意味・読み・例文・類語 バリュー‐アット‐リスク(Value at Risk) 金融資産の過去の価格推移から、その資産を一定期間保有した際に、将来のある日に一定の頻度で発生する損失額の最大値を推計したもの。金融機関などが保有する資産のリスクを評価する指標の一。VaR。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 「バリューアットリスク」の解説 バリュー・アット・リスク 過去における為替・金利・価格変動のデータに基づき、特定の期間中に、ある一定の確率(信頼水準)で保有資産ポートフォリオに発生し得る最大損失額を、統計的に予測してリスク量として認識する手法。デリバティブ取引の拡大や時価会計の導入などにより、金融機関のポートフォリオ全体のリスク管理の必要性が増したことに伴って注目されている。設定する確率により値は変動するが、ポートフォリオ全体のリスク量を1つに集約して把握でき、損失額で表示されるため、期待収益や自己資本額と比較してリスク量の妥当性を容易に判断できる、等の長所を有する。 (吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by