バルコホバ(その他表記)Simeon Bar Kokhba

改訂新版 世界大百科事典 「バルコホバ」の意味・わかりやすい解説

バル・コホバ
Simeon Bar Kokhba
生没年:?-135

ローマ帝国支配に対する第2次ユダヤ戦争(132-135)の軍事指導者。本名はベン・コシバBen Koseba。バル・コホバ(星の子)とは,ラビ・アキバの支持を受けた反乱指導者を,メシアと認めた民衆がつけたあだ名である(《民数記》24:17を参照)。しかし,彼の敗死に失望すると,人々は彼をバル・コズィバ(偽りの子)と呼んだ。反乱時にユダヤ人が鋳造した貨幣には,〈イスラエルの君主シメオン〉と刻まれている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のバルコホバの言及

【中二階】より

…近代初期のデパート建築では,一階の天井高をとくに高くとり,周辺に中二階を設けることがしばしば行われている。劇場建築のバルコニーは,中二階を座席スペースとして利用したものである。【桐敷 真次郎】。…

※「バルコホバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android