バレエ・ダクシオン(その他表記)ballet d'action

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バレエ・ダクシオン」の意味・わかりやすい解説

バレエ・ダクシオン
ballet d'action

一貫した演劇的な筋立てで構成されるバレエをいう。起承転結,三一致の演劇法則にのっとり,台本音楽美術演出,振付すべてが,その筋立てに沿って制作される。 18世紀の舞踊家 J.ノベールが創案し,のちに V.ヒルフェルディンク,G.アンジョリーニ,J.ドベルバルらに引継がれ劇舞踊としてのバレエを確立した。踊りを組曲化したバレエ・ディベルティスマンや踊りの華麗さだけを目的としたバレエ・スペクタクルとは本質的に異なる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android