最新 地学事典 「バレン島」の解説
バレンとう
バレン島
Barren Island
インド洋北東部アンダマン諸島東方の火山島。北緯12.3°,東経93.8°。北北東140kmにもう一つの火山島Narcondamもあるが,スマトラ以北のアンダマン海で唯一の活火山島。玄武岩~苦鉄質安山岩質で,直径約3kmの円形を呈し,海抜354m,海底の基底からの比高約1,800mの成層火山の山頂部に当たる。径約1.8km弱の西に開いた大型火口が島の中央やや北寄りを占め,その中に基底径1km弱の中央火口丘(スコリア丘)がある。南外輪壁が最高点。1783, 89, 1803, 52年に噴火が知られており,約140年間静穏期間にあったが,1991年に噴火,スコリア丘の上半分を失い,その基部から海へ溶岩を流出した。島は玄武岩~苦鉄質安山岩質。91,95年新噴出物はSiO255~56%から50~52%に変化。2000年以降もたびたび噴火し,2005年には溶岩流が流出。
執筆者:大島 治・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

