アンダマン海(読み)アンダマンかい(英語表記)Andaman Sea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンダマン海」の意味・わかりやすい解説

アンダマン海
アンダマンかい
Andaman Sea

北東インド洋の一部をなし,79万 8000km2の面積を有する海。北はミャンマー (旧ビルマ) のエイヤーワディデルタ,東はマレー半島,西はアンダマン諸島ニコバル諸島,南はスマトラ島とマラッカ海峡に接する。名前はアンダマン諸島に由来している。南北の長さ 1200km,幅 640km。 3000m以深は海底の5%以下。アンダマン-ニコバル海嶺の東側の海底谷系列の水深は 4300mをこえる。古くから貿易船がアンダマン海を往来しており,8世紀頃から,西のインド,セイロンと東のタトン,マルタバン(モウッタマ),タボイ(ダウェー)の旧ビルマ諸港との交易が盛んになった。ヤンゴン (旧ラングーン) と同様,パテイン,モーラミャイン,ダウェー,ベイッの港は,ミャンマーにとって他国との海上交通上きわめて重要な存在となっている。

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