バークラダム(読み)ばーくらだむ(その他表記)Bhakra Dam

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バークラダム」の意味・わかりやすい解説

バークラ・ダム
ばーくらだむ
Bhakra Dam

インドの首都デリーの北方約320キロメートル、インダス川支川サトレジ川につくられたダム。重力式ダムでは世界第二位の高さを誇る。堤高226メートル、堤頂の長さ518メートル、総貯水量96.2億立方メートル。1960年にインド、パキスタン両国間で締結されたインダス水利条約に基づき、サトレジ川とガンジス川支川ジャムナ川の間に広がる耕地灌漑(かんがい)と、90万キロワットの発電を行っている。

[石﨑正和

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android