バーティカルポータル

デジタル大辞泉 「バーティカルポータル」の意味・読み・例文・類語

バーティカル‐ポータル(virtical portal)

特定分野に特化したポータルサイト。若い女性向けの情報を提供するものや、自動車ITなど特定の分野の業界に関するものなどがある。利用者興味属性が限定されているため、一般的なポータルサイトに比べて広告対象を絞りやすいとされる。ボータル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「バーティカルポータル」の解説

バーティカルポータル

特定の分野に的を絞って情報を提供するポータル。略して「ボータル」と呼ばれることもある。「バーティカル」は「垂直な」という意味で、ヤフーのような総合ポータルの広く浅いコンテンツ(横断型)に対して、狭く深いコンテンツ(縦割型)を提供することでユーザーの細かなニーズに応えるようにしている。また、ポータルにバナー広告を出稿するクライアントにとっても、ターゲットを絞りやすく効果的なマーケティングを行なえるとされている。バーティカルポータルは、大きくコンシューマ向けとビジネス向けに分かれる。コンシューマ向けでは、ユーザーのある興味や目的、属性に特化した専門ポータルとして機能している。たとえば、国内では株式取引情報を専門的に扱う「itraders」や、クルマ情報をいち早く届ける「auto-ASCII24」、また女性向けコンテンツを充実した「woman.excite」などが有名である。ビジネス向けでは、特定業種に関して業界動向やニュースといったさまざまな情報に加え、必要ならその場で取引を行なえるB to Bのマーケットプレイスを提供することを目的にしたものが多い。マイクロソフトも出資するVerticalNetは、コンピュータから紙パルプ、飲料ベーカリーといった30近い業界を専門的に集めたバーティカルポータルである。今後、こういったサイトは、従来プロモーションや取引先開拓の中心的な「場」であった展示会に変わる新しい機能になると見込まれている。

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