世界の観光地名がわかる事典 「バーデンブルク」の解説 バーデンブルク【バーデンブルク】Badenburg ドイツ南部、バイエルン州の州都ミュンヘン(München)の西端に位置するバイエルン国王の夏の離宮、ニンフェンブルク城(Schloss Nymphenburg)の広大な庭園の中にある、4つの小宮殿の中の一つ。庭園内のバーデンブルク池のほとりに建つ瀟洒(しょうしゃ)な建物で、18世紀に建設されたものである。宮殿内部には、近代初の室内温水プールともいわれる浴場と宴会場(祝祭の間)や寝室がある。下部がオランダ製のタイル、上部が大理石でつくられ、ニコラス・ベルタンの天井画がある。また、祝祭の間はシャルル・クロード・デュビュの漆喰(しっくい)の装飾があり、天井はジャコポ・アミゴーニのフレスコ画で飾られている。広大な庭園の中にはバーデンブルクのほか、アマリエンブルク、パゴーデンブルク、マグダレーネンクラウゼの小宮殿が点在している。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報