世界の観光地名がわかる事典 「パゴーデンブルク」の解説 パゴーデンブルク【パゴーデンブルク】Pagodenburg ドイツ南部、バイエルン州の州都ミュンヘン(München)市街の西端に位置するバイエルン国王の夏の離宮、ニンフェンブルク城(Schloss Nymphenburg)の広大な庭園の中にある、4つの小宮殿の中の一つ。◇「茶の館」とも呼ばれる。18世紀に大流行したシノワズリ(中国趣味の美術様式)の八角形の小宮殿である。庭園内の4小宮殿の中で、最初に建てられた宮殿で、ミュンヘンの宮廷建築家ヨーゼフ・エフナー(Joseph Effner)によって1716年着工し、1721年に完成した。六角形の客間が2つと中国風の部屋がある。ほかの3つの小宮殿はアマリエンブルク、バーデンブルク、マグダレーネンクラウゼである。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報