最新 地学事典 「パッシブフロー褶曲」の解説
パッシブフローしゅうきょく
パッシブフロー褶曲
passive-flow fold
流動褶曲において,地層面その他の層状の面を横切って流動が起こり,層状面は力学的な意義をもたず,単に変形指示者としての役割しか果たしていないもの。F.A.Donath et al.(1964)は,層状面が不連続面としての役割をもたず,受動的に変形するメカニズムをpassive foldingと呼び,このメカニズムは,岩石のダクティリティが高く,かつ層間にダクティリティの差のないものに起こりやすいとした。流動褶曲とほぼ同義。参考文献:F.A.Donath et al.(1964) Bull. Geol. Soc. Am.,Vol.75
執筆者:垣見 俊弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

