パテントプール(読み)ぱてんとぷーる

デジタル大辞泉 「パテントプール」の意味・読み・例文・類語

パテント‐プール(patent pool)

複数企業や研究機関などがそれぞれにもつ特許権パテント)を、共同して設立した会社に集め、管理を任せる仕組み。エレクトロニクス技術やネットワーク技術の分野で多く、特許権使用料の引き下げや技術の標準化に役立つとされる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「パテントプール」の解説

パテントプール

新たな技術を普及させるため、数多くの特許権をメーカーや研究機関が持ち寄り、一括してライセンスを与えていく仕組み。エレクトロニクスやネットワーク関連などの分野では何百もの技術を複合して標準化することが一般的で、そうすることで、ひとつの特許権に配分されるライセンス料少額でも、市場を拡大することでその代償を得られる。最近ではDVDプレイヤーやMPEG画像処理などの例が挙げられる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android