パル・ヴァンナリーレアク(英語表記)Pal Vannarirak

現代外国人名録2016 の解説

パル・ヴァンナリーレアク
Pal Vannarirak

職業・肩書
作家

国籍
カンボジア

生年月日
1954年11月23日

出生地
コンポンチェナン州

受賞
シアヌーク国王文学賞〔1995年〕「忘れ得ず」,東南アジア文学賞〔2006年〕

経歴
裕福な家庭に生まれ育つが、1975〜79年のポル・ポト政権下で両親を亡くし、集団強制結婚させられる。政権崩壊後、区役所に勤務しながら小説を書き始め、’88年「カンボジア花のゆくえ」を発表、文学コンクールで第1位に入賞し、作家としてデビュー。夫からの暴力に悩み、’90年離婚。’95年長編「忘れ得ず」でシアヌーク国王文学賞を受賞。2006年東南アジア文学賞を受賞。カンボジア初の女性職業作家。他の作品に「真夜中を過ぎて」「時はすでに遅く」など。作詞家、シナリオ・ライターとしても活躍する傍ら、女性、青少年の社会問題を扱うNGOに協力し、啓発ビデオ制作にも力を注ぐ。2003年国際交流基金アジアセンター“開高健記念アジア作家講演会”の招きで初来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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