パンビッツ(読み)ぱんびっつ(その他表記)Rudolf Pannwitz

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パンビッツ」の意味・わかりやすい解説

パンビッツ
ぱんびっつ
Rudolf Pannwitz
(1881―1969)

ドイツの文明批評家、小説家。オーデル河畔のクロッセンに生まれる。マールブルクとベルリン両大学に学んだ。1904年リンデとともに文芸雑誌『ヒャーロン』Charonを創刊ホフマンスタール、詩人モンベルトと親交があった。21年よりドブロブニク付近のコロセプ島に居住、48年スイスのテッシンに移り、その地で没した。「豊かな精神生活こそ人間の生の意味である」という信念から、ヨーロッパ文化の将来に関する提言も多かった。主著は『コスモス・アテオス』(1926)、『ニヒリズムと生成途上の世界』(1951)、『ギルガメシュ――ソクラテス』(1966)。ほかに小説『新生』(1927)、叙情詩原始の眼(め)』(1926)などがある。

[増田義男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む