パンビッツ(読み)ぱんびっつ(その他表記)Rudolf Pannwitz

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パンビッツ」の意味・わかりやすい解説

パンビッツ
ぱんびっつ
Rudolf Pannwitz
(1881―1969)

ドイツの文明批評家、小説家。オーデル河畔のクロッセンに生まれる。マールブルクとベルリン両大学に学んだ。1904年リンデとともに文芸雑誌『ヒャーロン』Charonを創刊ホフマンスタール、詩人モンベルトと親交があった。21年よりドブロブニク付近のコロセプ島に居住、48年スイスのテッシンに移り、その地で没した。「豊かな精神生活こそ人間の生の意味である」という信念から、ヨーロッパ文化の将来に関する提言も多かった。主著は『コスモス・アテオス』(1926)、『ニヒリズムと生成途上の世界』(1951)、『ギルガメシュ――ソクラテス』(1966)。ほかに小説『新生』(1927)、叙情詩原始の眼(め)』(1926)などがある。

[増田義男]

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