マールブルク(読み)まーるぶるく(英語表記)Marburg an der Lahn

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マールブルク」の意味・わかりやすい解説

マールブルク
まーるぶるく
Marburg an der Lahn

ドイツ中部、ヘッセン州の大学都市。人口7万7400(2000)。旧市街はラーン川右岸、頂上にヘッセン侯の城館(1122ころ建築)のあるシュロスベルク丘陵斜面にある。中世の町並みをよく残し、狭い路地や石段が多い。ドイツ最古のプロテスタント系大学(1527創立)の伝統を引き継ぐマールブルク大学は、市内各所に分散しているほか、ラーン川左岸(東岸)に理学部医学部キャンパスを構えている。旧市街の北部にある聖エリザベス教会(13世紀建立)は、ドイツ最古のゴシック様式教会堂である。工業は、薬品、電気機器、鉄材加工、印刷などがある。

[朝野洋一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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