ひいやり(読み)ヒイヤリ

デジタル大辞泉 「ひいやり」の意味・読み・例文・類語

ひいやり

[副](スル)ひんやり」に同じ。
「―した湿り気のある涼しい空気と」〈犀星・性に眼覚める頃〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ひいやり」の意味・読み・例文・類語

ひいやり

  1. 〘 副詞 〙
  2. 「ひやり」を強めたいい方。
    1. [初出の実例]「つっかけて呑うだに依て、唯ひいやりと斗りで風味をおぼへぬ」(出典:虎寛本狂言・伯母が酒(室町末‐近世初))
  3. 笛の音を表わす語。
    1. [初出の実例]「はや鹿笛をひいやりとふく秋の風に」(出典:咄本・狂歌咄(1672)四)

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