ひいやり(読み)ヒイヤリ

デジタル大辞泉 「ひいやり」の意味・読み・例文・類語

ひいやり

[副](スル)ひんやり」に同じ。
「―した湿り気のある涼しい空気と」〈犀星・性に眼覚める頃〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ひいやり」の意味・読み・例文・類語

ひいやり

  1. 〘 副詞 〙
  2. 「ひやり」を強めたいい方。
    1. [初出の実例]「つっかけて呑うだに依て、唯ひいやりと斗りで風味をおぼへぬ」(出典:虎寛本狂言・伯母が酒(室町末‐近世初))
  3. 笛の音を表わす語。
    1. [初出の実例]「はや鹿笛をひいやりとふく秋の風に」(出典:咄本・狂歌咄(1672)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android