ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒカヤット・ハントア」の意味・わかりやすい解説 ヒカヤット・ハントアHikayat Hang Tuah マレーの歴史物語。マレー古典文学で,歴史書『スジャラ・ムラユ』と並んで有名。マラッカの王に仕える不死身の英雄ハントアの伝説的物語。作者未詳。成立年代は,作中にオランダのマラッカ占領 (1641) のことが出ているので,17世紀末に完成したものと推測される。比類なき武勇と忠誠の士ハントア提督はマレーの民族的英雄として今日も愛されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by