ヒグリン

化学辞典 第2版 「ヒグリン」の解説

ヒグリン
ヒグリン
hygrine

2-acetonyl-1-methylpyrrolidine.C8H15NO(141.21).コカ葉Erythroxylon cocaなど,コカ科植物に広く分布するピロリジンアルカロイド一つ.非常にラセミ化しやすく,植物からもラセミ体が得られる.塩基性の液体.ラセミ体は沸点88 ℃(2.1 kPa).エタノールクロロホルム,希酸に易溶,水に難溶.トロパンアルカロイドの生合成中間体と考えられている.[CAS 496-49-1]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android