ひとまど(読み)ヒトマド

デジタル大辞泉 「ひとまど」の意味・読み・例文・類語

ひと‐まど

[副]ひとまず」の音変化。
「―筆をここに止めて」〈逍遥小説神髄
「自然の事のあらん時、―の息をも休め」〈平家・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ひとまど」の意味・読み・例文・類語

ひと‐まど

〘副〙 「ひとまず(一先)」の変化した語。
※平家(13C前)九「自然の事のあらん時、ひとまどの息をも休め」
太平記(14C後)二「一まど落て見ばやと思返して」

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