最新 地学事典 「ヒマラヤ動物群」の解説
ヒマラヤどうぶつぐん
ヒマラヤ動物群
Himalayan fauna
ヒマラヤ地域に典型的に認められる,主として中生代の海生化石動物群。ヒマラヤ地域は,地中海地域から連続するテチス海の一部であったが,同年代の地中海動物群と化石群に差異が認められる。両動物群の差異は,V.Uhlig(1911)・C.Diener(1916)などにより,特にアンモナイトの研究に基づいて指摘され,相互の独立性が強調された。現在では,両動物群の差異は,テチス海内での動物群の差異を示すもので,差異の程度や両動物群の広がりは時代によってさまざまであったと考えられている。ヒマラヤ動物群は,エチオピア・マダガスカル・インドネシア・ニュージーランド・日本などの化石動物群と関連が強い。
執筆者:武井 晛朔
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

