ヒラム(その他表記)Hiram

改訂新版 世界大百科事典 「ヒラム」の意味・わかりやすい解説

ヒラム
Hiram

旧約聖書中の人物。フラムHuramともいう。ツロ(テュロス)出身の有能な青銅細工師で,ソロモンがその神殿造営にあたって呼び寄せ,ヤキンとボアズの2柱の製作をはじめ多くのめざましい仕事をなしたという(《列王紀》上7:13以下ほか)。〈聖なる技術〉としての建築術の秘奥に通じた人として,後世ではフリーメーソンの伝説的な始祖とされた。なお,ダビデ・ソロモン時代のイスラエルに物資や技術者を供給したツロの王もヒラムと呼ばれる。
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関連語 種村

世界大百科事典(旧版)内のヒラムの言及

【フリーメーソン】より

…
[起源]
 フリーメーソンの起源については諸説まちまちで,ソロモンの神殿建設時代の建築師集団にまでさかのぼるとするものもある。これはおそらく,入社式に際して新加入者が体験する〈ヒラム伝説〉という通過儀礼と関係がある。フリーメーソンの伝説によれば,ソロモンの神殿建立の棟梁ヒラムは,その名望をねたんだ3人の職人に襲撃され,最後の一人に殺された。…

※「ヒラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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