旺文社世界史事典 三訂版 「ビキニ原水爆実験」の解説
ビキニ原水爆実験
ビキニげんすいばくじっけん
Bikini
アメリカは信託統治を行っていたビキニ環礁とエニウェトク島で1946年7月より原爆実験を行い,ソ連が原爆を保有してからは水爆の開発を始め,54年3月に水爆実験を行った。以後1958年まで実験は断続的に行われたが,周辺に死の灰をまきちらし,マーシャル諸島の多くの島民が被曝した。また,第五福竜丸事件なども起きて世界的な核兵器廃絶運動のきっかけとなった。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報