ビルケベイネル(その他表記)Birkebeiner

改訂新版 世界大百科事典 「ビルケベイネル」の意味・わかりやすい解説

ビルケベイネル
Birkebeiner

12~13世紀ノルウェーの戦士的党派の一つ。内乱から生まれた浮浪的戦士集団。伝承によれば,貧しくて白樺(ビョルクbjørk)の皮を脚(ベインbein)に巻いて防寒としたためこの名が付いたという。ノルウェー王スベッレを支持してその従士団となり,スベッレの勝利後は官僚的貴族となる。スベッレ後の内乱・内紛において,スベッレの子孫を擁し軍事的党派の一つとして力をもった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 熊野

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android