ピクライト質玄武岩(読み)ピクライトしつげんぶがん(その他表記)picritic basalt

最新 地学事典 「ピクライト質玄武岩」の解説

ピクライトしつげんぶがん
ピクライト質玄武岩

picrite basalt

ピクライトと玄武岩の中間の超苦鉄質火山岩。かんらん石を20~50%含む。斑晶かんらん石・オージャイト・石灰質斜長石。石基は間粒状組織でラブラドライト・かんらん石・オージャイト・イルメナイト磁鉄鉱からなる。ハワイのキラウェア火山の1840年溶岩が例。またしばしば厚い玄武岩質溶岩流やシル下部に,かんらん石・石灰質斜長石が集積してできる。P.D.Quensel(1920)がチリ領Juan Fernandez島の岩脈命名。A.Johannsen(1937)は岩脈として産するものに同島の名にちなみマスアフェライト(massafuerite)と命名。斑晶のオージャイトがかんらん石より多ければアンカラマイトと呼ぶ。

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岩石学辞典 「ピクライト質玄武岩」の解説

ピクライト質玄武岩

優黒質な橄欖(かんらん)石玄武岩で,橄欖石やオージャイトが斑晶となり,石基にはオージャイトや不透明鉱物が多く,少量のラブラドライトと間にガラスを含んでいる.角閃石,黒雲母,アナルサイトなどを含むものがある.アルカリ橄欖石玄武岩橄欖石ソレアイトの中で,特に橄欖石に富み50%以上の橄欖石が存在するものは,アルカリ・ピクライトおよびソレアイト質ピクライト(またはソレアイト質ピクライト玄武岩)といい,一般にピクライト質玄武岩という.ワシントンはこの語をさらに橄欖石の多い岩石に用いている.後にワシントンはこの名称をピクライト玄武岩(picrite basalt)とした[Washington : 1923, Johannsen : 1937].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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