2004年に登録されたポルトガルの世界遺産(文化遺産)で、首都リスボンの西1600km、大西洋に浮かぶアゾレス諸島で第2の面積を持つピーコ島に位置する。島には、ピーコ火山(標高2351m)がそびえ、15世紀に入植したポルトガル人が拓いたぶどう園の跡が見られる。「ヴェルデーリョ」と呼ばれるワインを生産するために今でもブドウ栽培がわずかながら続けられている。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして世界遺産に登録された。◇英名はLandscape of the Pico Island Vineyard Culture