ピーターヒッグス(その他表記)Peter Ware Higgs

現代外国人名録2016 「ピーターヒッグス」の解説

ピーター ヒッグス
Peter Ware Higgs

職業・肩書
理論物理学者 エディンバラ大学名誉教授

国籍
英国

生年月日
1929年5月29日

出生地
タイン・アンド・ウェア州ニューカッスルアポンタイン

学歴
ロンドン大学キングスカレッジ卒

学位
博士号(ロンドン大学キングスカレッジ)〔1955年〕

資格
ロイヤル・ソサエティ会員

受賞
ノーベル物理学賞〔2013年〕,ウルフ物理学賞〔2004年〕

経歴
1955年エディンバラ大学上級研究員、’58年ロンドン大学ユニバーシティカレッジ講師などを経て、’60年エディンバラ大学講師となり、’80年同大理論物理学教授、’96年名誉教授。この間、’64年ビッグバン直後に宇宙質量をもたらした粒子(いわゆる“ヒッグス粒子)の存在を提唱し、学会センセーションを巻き起こした。2012年大型加速器LHCの2つの実験チームATLAS、CMSによってヒッグス粒子の存在が確認された。2013年ブリュッセル自由大学のF.アングレール博士とともにノーベル物理学賞を受賞

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

知恵蔵mini 「ピーターヒッグス」の解説

ピーター・ヒッグス

英国の理論物理学者。フルネームはピーター・ウェア・ヒッグス。1929年5月29日、英国ニューカッスル生まれ。47年にキングス・カレッジ・ロンドンへ進学し、51年に修士号、54年に博士号を取得。同年よりエディンバラ大学の上級研究員となり、56年からはユニバーシティ・カレッジ・ロンドンやインペリアル・カレッジ・ロンドンで研究員などを務めた。60年にエディンバラ大学テイト研究所の数理物理学講座の講師に就任し、80年に教授に昇格。83年には王立協会会員、91年には英国物理学会フェローに選ばれた。96年に引退し、以降はエディンバラ大学の名誉教授を務めている。彼は64年に、宇宙空間を満たし物質に質量を与える「ヒッグス粒子」の存在を予言したが、2012年、その実在が欧州合同原子核研究所によって証明された。これにより、1964年に物質に質量が生じる仕組みを解明したベルギーの理論物理学者フランソワ・アングレール(ブリュッセル自由大学名誉教授)と共に、ヒッグス粒子の発見に果たした功績が認められ、2013年のノーベル物理学賞を受賞した。

(2013-10-11)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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