ファボルスキー転位(読み)ファボルスキーテンイ

化学辞典 第2版 「ファボルスキー転位」の解説

ファボルスキー転位
ファボルスキーテンイ
Favorskii rearrangement

塩基作用でα-ハロケトンのアルキル基転位してカルボン酸になる反応

  X-CH2CO-R + NaOH → R-CH2COOH + NaX  

2-ハロシクロヘキサノンでは,環の縮小が起こり,シクロペンタンカルボン酸になる.

シクロプロパノンが反応中間体となる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android