デジタル大辞泉 「ファルコンヘビー」の意味・読み・例文・類語 ファルコン‐ヘビー(Falcon Heavy) 米国のスペースX社が開発した超大型ロケット。同社のファルコン9の一段目のロケットを3本束ねた二段式ロケットであり、低軌道に重量約6.4トン、火星軌道に約1.7トンの宇宙船・人工衛星を投入する能力をもつ。一段目の2本のロケットは打ち上げ後に本体から切り離され、回収・再利用することができる。2018年2月に初打ち上げに成功した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「ファルコンヘビー」の解説 ファルコンヘビー 米国のベンチャー企業、スペースX社が開発した宇宙飛行用の2段式大型ロケット。既存のロケットの2倍以上となる積載能力をもつ一方で、打ち上げコストが低いことが特徴。下段の3本のロケットエンジンを、打ち上げ後に自動制御で地上に垂直に着陸させて再使用することでコストを下げる。また、大型エンジンを新たに開発する代わりに、同社が既に運用しているロケット「ファルコン9」のエンジンを流用することで開発コストを抑えている。日本時間2018年2月7日に行われた試験打ち上げが成功し、エンジンも3基のうち2基が着陸に成功した。同社CEOのイーロン・マスクは、早ければ2024年にも火星への有人飛行を行う計画を発表している。 (2018-2-7) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報