ファンロン(読み)ファンロン(その他表記)Huanglong

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファンロン」の意味・わかりやすい解説

ファンロン(黄龍)
ファンロン
Huanglong

中国スーチョワン (四川) 省北部,松藩県にある景勝地。ミンシャン (岷山) 山脈の主峰シュエバオ (雪宝) 頂を形成する玉翠山麓,標高 3000m付近の樹海のなかを流れる渓谷沿いに,大小 3000余の湖や池が段々畑状に連なる。それぞれの湖沼石灰質のゆるやかに傾斜した面であるため,黄色い岩肌の上にたたえられた水は微妙に変化するエメラルド・グリーンに輝く。地名はその様子が黄色い龍が駆け昇るさまに似ていることに由来する。特に明代に建立された黄龍後寺の背後に広がる黄龍彩池群の美しさは有名。 1992年世界遺産の自然遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む