山川 世界史小辞典 改訂新版 「フィリピン独立準備政府」の解説
フィリピン独立準備政府(フィリピンどくりつじゅんびせいふ)
Philippine Commonwealth
アメリカ連邦議会が定めた独立法にもとづき,フィリピンの10年後の完全独立を予定して1935年に発足した自治政府。アメリカ主権下ながら国民投票で憲法を制定,普通選挙で大統領,議会を選出して陸軍も発足した。41年日本軍侵攻後に同政府はアメリカに亡命したが,44年アメリカ軍とともに帰還,46年フィリピン共和国として正式に独立した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報