フェニレフリン(その他表記)phenylephrine

改訂新版 世界大百科事典 「フェニレフリン」の意味・わかりやすい解説

フェニレフリン
phenylephrine



交感神経興奮薬の一つ。アドレナリンとよく似た化学構造をもち,とくにα-アドレナリン作動性受容体に対する選択性が高い薬物として知られる。末梢血管の収縮による血圧上昇作用が強く,持続的である。フェニレフリンの塩酸塩とその溶液は,日本薬局方,アメリカ薬局方などに収載されており,急性低血圧の昇圧薬,鼻づまりの点鼻液,瞳孔散大のための点眼薬などとして使われる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フェニレフリン」の意味・わかりやすい解説

フェニレフリン
phenylephrine

C9H14ClNO2 。ネオシネフリンともいう。メタヒドロキシ-ω-クロロアセトフェノンとメチルアミンとを希釈アルコール中で反応させて合成する。交感神経興奮作用をもつので,部分的血管収縮,瞳孔散大,鼻孔充血除去などに用いられる。

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世界大百科事典(旧版)内のフェニレフリンの言及

【自律神経薬】より

…交感神経興奮薬は作用のしかたのうえから次の3群に大別される。(1)直接受容体に結合して作用を現す薬物(直接型作用薬)で,ノルアドレナリン,アドレナリン,イソプロテレノール,メトキサミン,フェニレフリンなどがこれに属する。(2)交感神経終末からノルアドレナリンを放出させて作用を現す薬物(間接型作用薬)で,チラミン,アンフェタミンなどがある。…

※「フェニレフリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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