…巻子本と対比される。4世紀に,水に弱く耐久性の乏しいパピルスによる巻物から,羊皮紙葉(フォリオfolio)を重ね合わせてとじたコデックスへと書籍形式が変化するが,これは中世キリスト教写本挿絵に急速な発展を促した。中世写本は,不透明な絵具で豪華に彩色され,挿絵も全ページにわたって描かれるようになり,板絵や壁画に匹敵する中世美術の一分野をなした。…
※「フォリオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...