カナダのブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリアにある要塞。イギリス植民地時代に、ビクトリアやエスクイモルトの海軍基地を守るための要塞(1897~1956年)として、フィスガード灯台とともに重要な役割を果たした。カナダの国定史跡に指定されていて、現在も砲台や火薬庫、衛兵所、指揮所、兵舎などがそのまま残されている。同国最古の西海岸灯台の灯台守が居住していた家屋は、難破した船や救助された人々の様子を伝える数々の展示物や映像鑑賞ができる場所として使用されている。周囲は野生のシカが生息し、白頭ワシやアオサギなどが羽を広げて飛び、アシカも生息している。◇現地名は「Fort Rodd Hill and Fisgard Lighthouse National Historic Site」。