フォーレル水色標準液(読み)ふぉーれるすいしょくひょうじゅんえき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォーレル水色標準液」の意味・わかりやすい解説

フォーレル水色標準液
ふぉーれるすいしょくひょうじゅんえき

湖の水色を表すためにスイス湖沼学者フォーレルが1888年に考案した標準色。硫酸銅1グラムと25%アンモニア水9ミリリットルを水に溶かして200ミリリットルとしたもの(藍色液)と、クロム酸カリ1グラムを水に溶かして200ミリリットルにしたもの(黄色液)とを混合してつくる。それぞれを何%ずつ混ぜ合わせるかで、藍色湖、緑色湖、黄色湖に分類されている。なお褐色湖の水色基準については、ウーレ標準液(Ⅺ~ⅩⅪ)およびその改良型がある。

[榧根 勇]

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