ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フョードル1世」の意味・わかりやすい解説
フョードル1世
フョードルいっせい
Fëdor I Ivanovich
[没]1598.1.7. モスクワ
ロシアのツァーリ (在位 1584~98) 。イワン4世 (雷帝)の子。 1584年3月父の死によって即位したが,身体的にも精神的にも虚弱であったため,実際の国政には妻の兄ボリス・ゴドゥノフがあたり,イワン4世の政策を継承。 98年フョードル1世の死により,9世紀以来のリューリク朝の血統が絶え,ボリス・ゴドゥノフがゼムスキー・ソボール (全国会議) によってツァーリに選出された。
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