フラオルテス(その他表記)Phraortēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フラオルテス」の意味・わかりやすい解説

フラオルテス
Phraortēs

[生]?
[没]前653
メディア王国初代の王 (在位前 675~653) 。ペルシア名クシャスリタ。のちバビロニアのナボポラッサルと組んでアッシリアを滅ぼしたキャクサレスの父。古代ギリシアの歴史家ヘロドトスによるとメディアの創設者デイオケスとされているが,アッシリアの史料からすると一地方の支配者にすぎないので,このフラオルテスが真の統一者と考えられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のフラオルテスの言及

【メディア王国】より

…メディア国家の発展はアッシリアの侵入に対する抵抗運動を通じて促された。前674年ころ,フラオルテスPhraortēsはメディアとマンナイ,キンメリア人の連合を組織してアッシリアに反撃を開始した。ペルシア人の征服も彼の時代に行われた。…

※「フラオルテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む