大学事典 「フランシュ・コンテ大学」の解説
フランシュ・コンテ大学[フランス]
フランシュ・コンテだいがく
ブザンソン,ベルフォール,モンベリアール,ヴズールとロン・ル・ソーニエの5地域都市における環境や風土に合わせて創立された学際的な大学。創立の起源は1287年に遡るとされるが,大学として機能するのは1423年にドールに「二つのブルゴーニュの大学」が開かれてからである。フランシュ・コンテ大学の名称は当時のブルゴーニュ郡の支配者の名に由来するといわれる。現在は科学,技術,人文科学,言語学,社会科学,スポーツ,法律,経済,経営など主要な学問分野を網羅し,技術(DUT),リサンス(学士),職業リサンス,マスター(修士),工学博士の学位など,欧州基準を満たした資格を取得することができる。これら各コースは研究活動だけでなく,レクリエーション,スポーツ,文化といった一般社会の生活面でも貢献している。学生数2万3690(2016/17年)。2013年の高等教育・研究法に伴い,15年にブルゴーニュ大学が大学・高等教育機関共同体(COMUE)に加盟し,名称がブルゴーニュ・フランシュ・コンテ大学(フランス)となっている。
著者: 高橋洋行
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報