フランス民主労働組合連盟(読み)フランスみんしゅろうどうくみあいれんめい(その他表記)Confédération Française Démocratique du Travail; CFDT

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

フランス民主労働組合連盟
フランスみんしゅろうどうくみあいれんめい
Confédération Française Démocratique du Travail; CFDT

フランスのキリスト教系労働組合の連合体。 1919年教会の指導のもとにキリスト教組合主義による階級協調の中央組織としてフランス・キリスト教労働者連盟 Confédération Française des Travailleurs Chrétiens; CFTC結成,第2次世界大戦までは主として銀行,保険業などのホワイトカラー層や婦人労働者の多い繊維産業などの組合による小規模な連合体であったが,戦後は金属その他の産業にも進出し,フランス労働総同盟 CGT,「フランス労働総同盟=労働者の力」 CGT-FOと並ぶ組織に発展した。マルクス主義に対立し,労使協調立場に立つが,行動は積極的である。労働団体の統一には否定的で,複数組合論の考え方に立つ。 64年現名称に変更,国際労働組合連合 WCLの最も有力な組合だったが 79年脱退した。

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