ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「労使協調」の意味・わかりやすい解説 労使協調ろうしきょうちょうlabour-management coordination 労働者と使用者の利害は対立するものではなく,両者が協調し企業を盛んにすることが労働者にとっても利益になるとする思想。歴史的には 1850~80年代にイギリスで熟練労働者を中心として芽生えた思想であるが,今日では欧米自由主義諸国でかなり広まっている。日本でも第2次世界大戦前から根強く存在し,戦後にいたって生産性向上運動や石油危機後の構造不況などを通じて民間主要組合の運動の大勢を占めるにいたった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by