20世紀西洋人名事典 「フランツ・L.ノイマン」の解説
フランツ・L. ノイマン
Franz Leopold Neumann
1900.5.23 - 1954.9.2
ドイツ,米国の政治学者,法学者。
元・コロンビア大学教授。
カトビーツェ(ポーランド、ドイツ説あり)生まれ。
ライプチヒ大学、フランクフルト大学で学ぶ。労働法を専門としドイツ社会民主党の法律顧問を務めた。ナチス政権成立により英国に亡命し、1936年に米国に移り、市民権を得る。階級的・経済的見地による国家社会主義を研究し、後にナチズム研究の典拠と評された主著「ビヒモスーナチズムの構造と実際」(’42年)を著す。’50年からコロンビア大学で政治学・公法を教える一方、西ドイツでの「批判的政治学」の確立に力を注いだ。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報