フレーバー自由度(読み)フレーバーじゆうど(その他表記)flavour's degree of freedom

改訂新版 世界大百科事典 「フレーバー自由度」の意味・わかりやすい解説

フレーバー自由度 (フレーバーじゆうど)
flavour's degree of freedom

単にフレーバーともいう。クォークの種類を表すために導入された概念。現在では,陽子中性子などの素粒子は,さらに基本的な粒子であるクォークがいくつか組み合わさってつくられていると考えられており,これらクォークの種類のことをフレーバー自由度という。1963年にM.ゲル・マンとG.ツワイクによってクォーク模型が提唱された際には,上向きupの自由度をもつuクォークと下向きdownの自由度をもつdクォーク,それに奇妙さstrangeの自由度(当初は横向きsidewayの自由度)をもつsクォークの3種類のクォークで,すべての素粒子がうまく分類できていた(ここで上向き,下向きなどは単に分類のためのもの)。その後,74年にJ/ψ粒子が発見されるに及んで,チャームcharmという新しい自由度をもつcクォークも存在しなければならないことがわかった。また77年にはボトムbottomあるいはビューティbeautyと呼ばれる自由度をもつbクォークの存在が,さらに94年には新しいフレーバーをもつtクォークが確認されている。なお,これらフレーバー自由度はさらに3種のカラー自由度をもつ。
素粒子
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む