フローユニット

最新 地学事典 「フローユニット」の解説

フローユニット

flow unit

(1)玄武岩溶岩流において噴出口では1枚の溶岩流が先端で次々に重なる複数の舌状の小部分に分かれるとき,その1枚の舌状部をいう。参考文献R.L.Nichols(1936) J. GeoL.,Vol.44
(2)火砕流の場合には,単一の火砕流のとぎれない通過または停止によって残された堆積物。露頭では淘汰の悪い無層理の単層として認められる。1噴火輪廻の火砕流は1フローユニットのみのことも,複数からなることもある。フローユニット間の境界は粗大軽石・石質岩片・細粒火山灰などの濃集,二次噴気孔,表面酸化層,風~水成再堆積層の夾在,軽微な侵食間隙などにより示されるが,境界の表現は場所により一定せず,ときにはまったく認められないこともある。さらに,同一噴煙柱から同時に出発した火砕流でも,経路が異なるためにある地点に時間的に別の火砕流として達すれば,そこでは堆積物は2フローユニットとなる。そのためフローユニットの数は出発地から終末地までの間一定しているとは限らない。参考文献:R.L.Smith(1960) Bull. Geol. Soc. Am.,Vol.71

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 小野

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む