ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フンチュン市」の意味・わかりやすい解説 フンチュン(琿春)〔市〕フンチュンHunchun 中国東北地方,チーリン (吉林) 省東部,イエンピエン (延辺) 朝鮮族自治州東端の市。ロシア,北朝鮮と国境を接する。行政中心地のフンチュン鎮は,トゥマン (豆満) 江の支流フンチュン河にのぞむ盆地にあり,ウスリー (烏蘇里) 江流域と朝鮮を結ぶ交通の要地。 1905年開市場となって,日本の間島領事館の分局がおかれ,20年には間島事件が起きている。現在は木材,大豆油などが集散され,農村部では水稲,ダイズ,雑穀,チョウセンヤマブドウなどが栽培される。人口 18万 3755 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by