改訂新版 世界大百科事典 「ブズク」の意味・わかりやすい解説 ブズクbuzuk トルコ系の撥弦楽器。洋梨形の胴に細く長い棹をもつリュート属の楽器で,棹にはフレットがつけられており,金属弦が複弦で3コース張られる。サーズと総称される民俗弦楽器の中の大きめのものの名称で,ボズクbozukともいう。またアルバニアのタンブールを指す場合もある。同種の楽器はギリシアではブズキbuzukiあるいはブズキアbuzukiaと呼ばれ,フレットはギターのように金属片が棹にうめ込まれ改良されている。執筆者:小柴 はるみ 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by