ブツェリウス・ロースクール

大学事典 の解説

ブツェリウス・ロースクール[ドイツ]

2000年にドイツ(ハンブルク)ではじめて創設された私立法科大学名称は創設者のブツェリウス夫妻(Ebelin und Gerd Bucerius)に由来する。州立大学中心のドイツの大学制度のなかで,近年アメリカ型の私立ロースクールや,企業や経済団体が設立する経営学,経済学,会計学などを専門とする私立大学が次々に設置されるようになっており,その一つ。BLSでは,1学期間を世界30ヵ国に90ある提携大学で学ぶことを義務付けている。同時に提携大学からの留学生を受け入れている。学修課程は外国語プログラム,経済学プログラム,一般学習プログラムの3プログラムからなり,法学だけでなく外国語と経済学が重視される。最終2学期間は,法学国家試験の準備にあてる。国際性と実践志向がモットーとなっており,国家試験の合格率,点数も州立大学よりも高いとされている。2016/17年冬学期の学生数853。授業料は1学期(3学期制)あたり4000ユーロ。
著者: 木戸裕

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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