私立(読み)シリツ

デジタル大辞泉 「私立」の意味・読み・例文・類語

し‐りつ【私立】

個人や民間団体が設立し、管理・維持すること。また、その施設。わたくしりつ
私立学校」の略。「私立に進学する」
[類語]私立

わたくし‐りつ【私立】

同音の「市立」と区別していう語》「しりつ(私立)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「私立」の意味・読み・例文・類語

し‐りつ【私立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 個人や民間団体が設立し維持すること。また、そのもの。官立公立に対していう。わたくしりつ。
    1. [初出の実例]「此は今をさる七百年前に、『アッツォル』氏私立の寺なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
  3. しりつがっこう(私立学校)」の略。
    1. [初出の実例]「入谷ぢかくに育英舎とて、私立(シリツ)なれども生徒の数は千人近く」(出典たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉一)
  4. 他の助けを借りないで自分の力でやっていくこと。独立
    1. [初出の実例]「一個私立の活計を為し得ざる者は、時勢の学問に疎き人なり」(出典:学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉二)

わたくし‐りつ【私立】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「私立(しりつ)」を、同音の「市立」と区別するためにいう ) 個人や民間団体が設立し経営すること。また、その施設や学校など。

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