ブラックアフリカ(その他表記)Black Africa

翻訳|Black Africa

デジタル大辞泉 「ブラックアフリカ」の意味・読み・例文・類語

ブラック‐アフリカ(Black Africa)

アフリカ大陸のうちサハラ砂漠以南の黒人が居住している地域、または国々の総称。差別的な表現というところから現在は「サブサハラアフリカ」ということが多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ブラックアフリカ」の意味・読み・例文・類語

ブラック‐アフリカ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Black Africa ) アフリカ大陸のうち、サハラ砂漠以南の黒人が居住している地域、または国々の総称。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

知恵蔵 「ブラックアフリカ」の解説

ブラック・アフリカ

別名サハラ以南アフリカ。通常サハラ以北のアフリカは北アフリカとして「ブラック・アフリカ」からは除外される。北アフリカがアラブ系住民、アラビア語イスラム教という共通項を持つのに対し、ブラック・アフリカは様々な言語(部族語)を話す人々が住み、宗教アニミズム、イスラム教、キリスト教など多様である。アフリカ大陸は1884〜85年のアフリカ分割で欧州列強の植民地となり、宗主国の制度、言語が導入された。1960年代以降になって続々と独立国が誕生したが、独立後も旧宗主国の言語を公用語としている国が多い。ブラック・アフリカは一般に、東、西、中部南部アフリカに区分される。また欧州人の入植・定着した地域と、そうでない地域に分ける方式もある。前者は鉱山開発型の中・南部アフリカとプランテーション農業開発型の東アフリカ、後者は主に西アフリカを指す。

(林晃史 敬愛大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内のブラックアフリカの言及

【アフリカ】より

…その例としては,ギニア・ビサウのクリオーロ語Crioulo(ポルトガル語系クレオール語)や,シエラレオネのクリオ語Krio(英語系クレオール語),カメルーンのウェス・コス語Wes Kos(英語系ピジン語),コンゴ民主共和国のシャバ州のピジン,またはクレオール・スワヒリ語などがよく知られている。【西江 雅之】
【生活と文化】

[総説]
 アフリカ大陸は,文化の上からサハラ砂漠を境として,住民の大部分が非黒人系の北アフリカと,黒人系のサハラ以南のいわゆるブラック・アフリカ(黒人アフリカ)に分けられる。北アフリカは,言語のうえでもハム系,セム系の住民が,地中海世界や西アジアと共通性の大きい文化をはぐくんできた。…

※「ブラックアフリカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android