ブラッグ回折(その他表記)Bragg diffraction

法則の辞典 「ブラッグ回折」の解説

ブラッグ回折【Bragg diffraction】

周波数のきわめて高い超音波が伝播している媒質中に光を入射させたとき,結晶格子によるX線ブラッグ反射*類似現象が観測される.媒質中の音波長 Λ が光波長 λ の50倍以下であるとすると,音の波面と入射光がなす角がθ/2で

のときに強い回折光を生じる.

ブラッグ回折【Bragg diffraction】

結晶格子面間隔d,一様なX線の波長をλ,入射角をθとすると,回折に際しては次の式のような条件ブラッグ条件*)が成立する.

2dsinθ=nλ

この条件を満足するような回折をブラッグ回折といい.この式を満足する角のことをブラッグ角という.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む